春の施肥作業

 ただいま茶園は春の施肥作業の真っ最中です。2月中旬に2回目の肥料を散布しました。

 

 今回の肥料は魚粕(カツオなど)を主体にした配合肥料です。魚を捌いた際に捨ててしまう部分を乾燥させ、粉にしたものがお茶にとっては立派な肥料となります。

 

 春肥は一番茶の芽の育成と品質向上に効果があるため、肥料の配合や散布時期はとても重要です。5月に最高の茶葉が摘採できるよう、肥料設計を考えながら後3~4回と肥料を散布していきます。

 

  肥料は水によって溶解して土壌中で分解し、養分が茶樹に吸収されます。ですから、雨の日の前日を見計らい施肥を行います。


 機械で均等に撒いていきます。土の上に見える茶色の粉が今回の肥料です。

 

 

 肥料を撒いたら撹拌機(浅耕機)で、肥料と表土をよく混ぜこみます。

混ぜることによって肥料成分の気化を防ぎ、分解を高めて早く効果が発揮されます。

 

 いいお茶が出来るためなら手間を惜しまない作業です。